医局長インタビュー

ー泌尿器科について教えてください
泌尿器科というのは実に魅力的な学問です。泌尿器科では、後腹膜臓器から性器まで幅広く対応できる診療科です。ご存知のように外科の側面が強いのですが、内科としての側面もあります。例えば外科だと手術で初期治療は完結しますが、術後のフォローの多くや再発進行した場合は内科に行くこともあります。一方で泌尿器科は手術からホスピスまですべて、1つの診療科で患者さんを診ることができます。医師の仕事として大きな魅力とやりがいを感じる部分ですし、患者さんにとっても安心感が大きいのです。
ー泌尿器科の将来性について教えてください
実は泌尿器科は将来性バツグンです。日本では、残念ながらマイナー科目とされ、見学者も少ないのですが。
例えばアメリカでは、「成績上位の医学生しか入れない」と言われるほど泌尿器科は人気です。そもそも「ダビンチ」も泌尿器科のために開発された機械です。男性の死因は、肺がんと並んで前立腺がんで亡くなる人が増えています。がんだけでなく、結石や感染症など、専門医のニーズが高いのです。日本でも情報感度の高い研修医は、泌尿器科を狙っています。これは全国的な傾向です。
ー医局の雰囲気を教えてください
スポーツマンが多く、さわやかで面倒見の良い医局と言われます。仕事の悩みは当然ですが、プライベートで相談にのることも多いです。それから率先垂範という雰囲気ですね。先輩や指導者が、背中を見せる。大学病院ですので、研究にも打ち込むように指導しています。泌尿器は年配の男性患者さんが多いのです。人生の先輩に対して生活指導をすることがありますので、「少なくとも自分の専門分野だけは、だれにも負けない気構えで勉強していく。」こういった気持ちが大事だと考えています。
ー医学生、初期研修医の皆さんにメッセージをお願いします
泌尿器科ほど、見学前と見学後のイメージが変化する学問はありません。 ぜひ気軽に選択して、泌尿器科の魅力を知ってほしいですね。初期研修はどこの病院でもいいと思っていますが、泌尿器科を知らずに研修生活を終えるのは非常にもったいない。気軽に見学に来てください。